堀井 雄二×任天堂株式会社 専務取締役・情報開発本部長 宮本 茂

1.“ドラゴンクエスト”と“マリオ”の共演

きっかけ

堀井. 最初に、次の『いたスト』はDSでやりたいという話が出てきて。これまではドラクエとFFのキャラがこのゲームで競演したりしたんですが、「ドラゴンクエスト」と「スーパーマリオ」なら“DS”になるから、マリオをキャラに使えたらいいよねって冗談で言ってたんですけど、開発のほうで任天堂と話をしたらOKだと聞いて、ものすごく驚きました(笑)。
宮本. 基本的に、ゼルダがあって、ドラゴンクエストがあって、ライバルと扱われても、一緒にということはないと思っていたので。堀井さんがつくっているものは、常に意識はしていたけど、接点があるとは全然思わなかったんですね。ドラゴンクエストのお話にマリオが入ると聞いたら、びっくりしたと思うんですけど(笑)。言われてみて初めて『いただきストリート』にマリオが出るんなら、喜んでくれるユーザーも多いんじゃないかな。僕も、いちゲームファンとしてもあってもいいのかなと。
堀井. でもまさかOKが出るとは思わなかった(笑)。すごくありがたかったです。確かに、ドラゴンクエスト本編ではなかなか一緒になることは難しいですけど、『いたスト』はボードゲームなので、キャラクターとして共存共栄できると思いました。
宮本. ただ、どうなるかは全然イメージできていなかった。コマとしてはいいけど、演技とか喋りとかになると、どうなるかすごく不安はあるわけですよ。でも、今回のゲームでは堀井さんがキャラのセリフを監修してくれることになって。堀井さんはドラクエの中では主人公には喋らせないという考えですよね。うちもわりとプレイヤーキャラクターには喋らせてない。マリオは「エイ」とか「ヤー」とか言うぐらいです。そのあたりで、「喋る」ということに対しては神経を使ってもらえるという安心感がありましたね。
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