堀井雄二

1.ドラゴンクエストモンスターズ

シリーズ人気の秘密

単純にモンスターを集めるのは楽しいですよね。特にDQMはモンスター同士を配合して自分で新しいモンスターを作って友達と対戦もできる。1作目*1では特にその部分が受けたと思います。2作目*2では、ゲームシステムをほとんど変えずにモンスターの種類を増やした。そして3作目*3では、1作目2作目で、それまでのほとんどのモンスターを出してしまっていたので、ゲームシステムの方向性を変えてみたりと、ここに来るまでには試行錯誤もしてましたね。

*1.
『テリーのワンダーランド』。ゲームボーイ用ソフトとして1998年9月に発売。本編I〜VIのモンスターに加え、オリジナルのモンスターが登場。オスとメスを配合して新しいモンスターを作ることができた。
*2.
『ルカの旅立ち』『イルの冒険』の2バージョンからなる、ゲームボーイ用ソフト。2001年3月と4月に発売。第1作のモンスターに加え、本編I〜VIIのモンスターが登場。
*3.
『キャラバンハート』。ゲームボーイアドバンス用として2003年3月に発売。広い世界を最大12名のキャラバン部隊で移動する。2つの「モンスターの心」を吹き込んでモンスターを変身させる「転身」が、配合の代わりに導入された。

最新作『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』

今回は前作からかなり時間が経っています。その途中に「ドラゴンクエストVIII」を出していることもあって、新しいモンスターをかなり増やすことができました。つまり配合パターンを一新できたわけです。それに、3Dが実現できるとわかったんで、「これはきっと楽しいものができるんじゃないか」と実感しました。
多少お話の部分も期待されちゃうと思うんですが、今回はこれまでのシリーズより、お話も入っています。外伝なので本編と比べてしまうと小粒ですが、ストーリーで楽しめて、モンスターを集めて楽しめる。で、ひととおりストーリーが終わった後でも、永遠に遊べるゲームになっているというわけです。

ニンテンドーDSを選んだ理由

「ドラゴンクエストVIII*4」で3Dの世界を実現させましたよね。どこまでも歩いてゆける大地は本当に冒険している気持ちになれたと思うんです。
最初、DSでもそれを再現できると聞いたときは、正直いって半信半疑でした。でもスタッフが頑張ってくれたおかげで、ここまで再現できたんです。
DSなら、ゲームを普段あまりしない人でも、このゲームを触ってくれるかもしれない。そんなわけで、ゲームの入り口は広くしています。そして奥が深いという感じです。

*4.
『空と海と大地と呪われし姫君』。2004年11月に発売された本編シリーズ第8作目。同シリーズ初の完全3Dを実現、出荷本数は360万本を超える大ヒット作となった。
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